FIREを目指す!「-5%ルール投資法」をeMAXIS Slim S&P500×楽天証券で検証

資産運用

FIRE(経済的自立と早期リタイア)を目指すうえで、最も実践しやすい王道が「長期・分散・積立」。その一方で、市場が一時的に大きく下げたタイミングで“少しだけアクセル”を踏める仕組みを用意しておくと、平均取得単価の引き下げ将来リターンの底上げが期待できます。ここでは、日々の値動きに振り回されない単純明快なルールで、それを実際に検証します。

本記事では、毎月の積立投資に-5%ルール(下落時の機動的一括投資)を組み合わせ、2025年9月1日スタートで1年間の運用ログを公開していきます。使うのは楽天証券特定口座、決済は楽天カード・楽天銀行、投資商品はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)判定は毎週土曜日に実施し、条件を満たした週は月曜日の朝に発注→火曜日に約定という一定のリズムで運用します。途中でルールを変えず、毎月末に結果を追記して、再現性のある実証記録にします。

-5%ルール投資法とは

YouTuber「投資塾ゆう」さんが紹介している「-5%ルール投資法」。この投資法は、通常の積立投資とは異なり、株価指数のS&P500が1週間(前週の金曜日の終値から今週の金曜日の終値)で「5%以上」下落した際に、あらかじめ定めたルールに従って一括投資を行うという明快なタイミング戦略です。大きく下がった場面を「買いの好機」と見なし、あらかじめ用意しておいた資金を使って大胆に投資を行うのがこの方法の要です。あらかじめ明確な基準を設けることで、投資判断において迷いや感情を排除し、冷静に対応できるのが大きな特長です。

「いつ買えばいいのか分からない」と感じる投資初心者にとっても、このルールは極めて明快です。暴落時のチャンスを捉えて資産を増やすことに主眼を置いたこの戦略は、長期目線で見れば非常に再現性の高い投資法と評価できます。

今回の検証ルール

積立投資のルール

項目 内容
口座種類 特定口座(楽天証券)
決済方法 カード決済(楽天カード)
積立設定 毎月1日に1万円を自動積立
積立銘柄 eMAXIS Slim S&P500(投資信託)
初回積立 2025年9月1日

一括投資のルール(-5%ルール投資法)

項目 内容
口座種類 特定口座(楽天証券)
決済方法 現金(マネーブリッジ設定で楽天銀行から自動補填)
判定指標 S&P500指数(ドルベース)
判定期間 毎週土曜に「前週金曜終値→今週金曜終値」の週間下落率を判定し、-5%以上の下落で発動
投資タイミング 翌週月曜の朝
投資金額 12万円/回(積立投資12ヶ月分)を一括投資、原則は翌営業日に約定(祝日を挟む場合は翌々営業日)
投資銘柄 eMAXIS Slim S&P500(投資信託)

毎週のルーティン

タイミング 内容
土曜・朝 S&P500(ドルベース)の週間下落率を計算し、-5%以上の下落なら発動
月曜・朝 楽天証券で「eMAXIS Slim S&P500」12万円を金額指定で一括買付
火曜(翌営業日) 約定を確認し、購入口数・基準価額を記録
月末 積立+一括の合計を集計し、元本・評価額・含み損益を記録

ログの取り方(テンプレート)

以下の定型で、毎月末に更新します。再現性検証性を高めるため、できるだけ同じ形式で積み重ねます。

月次サマリー(フォーマット)

項目 内容
月次積立 10,000円
今月の-5%発動回数 0回/1回/2回…
今月の一括投資額 0円/120,000円/240,000円…
今月の買付合計(積立+一括) ◯円
月末元本累計 ◯円
月末評価額 ◯円
月末含み損益 ◯円(◯%)

まとめ

今回の検証では、積立投資の堅実さに加えて、-5%ルールの一括投資というシンプルな仕組みを組み合わせました。土曜に判定し、月曜に発注火曜に約定というリズムを繰り返すことで、初心者でも迷わず続けられる運用スタイルを形にしています。

この方法は「いつ買えばいいのか分からない」という不安を和らげ、相場の下げを“チャンス”に変える仕掛けです。感情に左右されずに行動できる安心感は、特に投資初心者にとって大きな味方になるはずです。さらに記録を残すことで、振り返りや学びを積み重ね、将来の投資判断にも役立てることができます。

そして大切なのは、この検証は私自身がリアルに実践していくという点です。読者の皆さんには、その過程を通して「果たして自分に合う投資法なのか」「この仕組みで納得できるか」を見極めていただきたいと思います。その上で、もし結果や考え方に共感できたなら、自分自身のFIREの道を支える一つの方法として、この投資法に挑戦してみてはいかがでしょうか。まずはこの記事をフォローして、毎月の検証結果を見守ってみてください。そのうえで納得できたら、少額から試してみるのも一つの選択肢です。

 

※本記事は情報提供を目的としたもので、特定の銘柄や手法を勧誘するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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