FIRE後に豊かな人生を送るための趣味「渓流釣り」編

ライフスタイル

FIRE(経済的自立と早期リタイア)を達成したあとの人生。お金に縛られず、好きな場所で、好きなことをして暮らす——それがFIREの本質です。今回はそんな豊かな人生の一例として「渓流釣り」という趣味をご紹介します。

自然と向き合い心と身体をリフレッシュできる渓流釣りは、地方移住やアウトドア志向のライフスタイルにもぴったり。自然の中で過ごす時間が、日々の忙しさやストレスから解放され、自分自身と向き合う貴重な機会となります。

この記事では、渓流釣りの魅力や基本装備、釣れる魚、遊漁券の購入方法まで、初心者にもわかりやすく詳しく解説していきます。FIRE後の自由な時間を、より豊かに彩るためのヒントとして、ぜひ参考にしてください。


渓流釣りの魅力

渓流釣りの最大の魅力は、何と言っても自然との一体感です。渓谷の澄んだ空気、鳥のさえずり、清らかな水の流れ。そうした自然環境の中で過ごすことで、日常では味わえないリラックス効果が得られます。

釣りを通じて自然のリズムを感じることができ、四季折々の風景や山の香り、木々のざわめきまでが特別な時間に変わります。釣果はあくまでおまけであり、竿を握る時間そのものが贅沢な体験になります。

また、渓流釣りは早朝に始まり、午前中には終了することも多いため、午後は温泉に立ち寄ったり、地元の食材を使った食事を楽しんだりと、一日を有効に使うことができます。FIRE後の時間に余裕があるライフスタイルにはぴったりの趣味と言えるでしょう。


渓流釣りで釣れる魚

イワナ

イワナは日本の山間部に生息する渓流魚で、冷たく清らかな流れを好みます。白い斑点が特徴で、釣り人の間では根強い人気があります。警戒心が強く、釣るにはテクニックと忍耐が必要なため、釣り上げたときの達成感はひとしおです。

味も非常に美味で、塩焼きや唐揚げ、甘露煮など、どんな調理法でも風味豊かに仕上がります。源流域を好むため、トレッキングをしながらの釣行も楽しめます。

ヤマメ

ヤマメは“渓流の女王”とも称される美しい魚です。体側に現れるパーマーク(楕円形の斑点模様)が特徴で、清らかな水を好み、川の上流部に多く生息します。

動きが俊敏で、非常に繊細な性質を持つため、釣り人の技術が試されるターゲットでもあります。その美しさと釣り応えから、多くの釣り人に愛される存在です。

ニジマス

もともとは北米原産の外来種ですが、日本でも広く放流されており、全国各地の渓流管理釣り場で見ることができます。

力強い引きが特徴で、ルアー釣りやフライフィッシングにも適しているため、初心者にも人気の魚種です。比較的釣りやすく、初心者でも釣果が得やすいのが魅力です。


渓流釣りの解禁期間(シーズン)

渓流釣りは自然保護の観点から、禁漁期間が設けられています。多くの地域では3月から9月末までが解禁期間とされており、冬季は禁漁となります。具体的な期間は各都道府県や漁協ごとに異なるため、事前に確認が必要です。

解禁直後の春は、水温も上昇し始め、魚の活性が高まるため釣果が期待できます。夏場は水量が安定し、比較的釣りやすい時期です。秋口には魚の動きが鈍くなるため難易度が上がりますが、紅葉を楽しみながらの釣行はまた格別です。

禁漁期間中に釣りをすると罰則が科される場合もあるため、ルールを守って楽しむことが大切です。


渓流釣りの種類

餌釣り

ミミズやブドウ虫などの自然の餌を使用する、もっとも基本的な釣り方です。仕掛けも比較的シンプルで、初心者でも始めやすく、魚との駆け引きを直に感じられるのが魅力です。

水中での流れや仕掛けの動きに注意を払いながら、魚のアタリを待つ時間は、集中力と忍耐力を養うのにぴったり。釣り上げた瞬間の感触は、何度味わっても飽きることがありません。

ルアー釣り

金属製やプラスチック製の疑似餌(ルアー)を使って魚を誘う、よりアクティブな釣り方です。キャスティングや巻き取りの技術を駆使しながら、魚を「狩る」感覚に近い釣りです。

多くの釣り人がこのスタイルに魅了されており、ゲーム性が高く、テンポよく釣り場を移動しながら楽しむのに適しています。

フライフィッシング

人工の毛鉤(フライ)を使って、水面に漂う虫を模して魚を誘うスタイル。特にヤマメやニジマスを狙う場合に人気があります。

繊細なキャスティング技術や、フライの選定など知識が必要ですが、自然との調和や静かな時間を求める人にとっては理想的な釣り方です。

テンカラ釣り

日本古来の伝統的な釣り方で、竿とライン、毛鉤のみという非常にシンプルな構成です。リールを使わないため装備が軽量で、山岳渓流などアクセスの難しい場所でも扱いやすいのが特徴です。

道具がシンプルな分、技術と観察力が問われるため、奥深さを感じられます。初心者にもおすすめですが、極めれば極めるほどに魅力が増すスタイルです。


渓流釣り(餌釣り)で必要な装備

渓流釣りを安全かつ快適に楽しむには、適切な装備が欠かせません。ここでは、餌釣りを前提とした基本的な装備と、それぞれのアイテムの役割や選び方、そしてDAIWA好きな私がおすすめするアイテムをご紹介します。

1. 渓流竿

渓流竿は、長さ・感度・軽さが重要な要素となります。流れのある川で自然に仕掛けを流すため、5〜7mほどの長さが基本です。軽量かつ感度に優れたカーボン素材が主流で、川幅や釣り場の環境に合わせた選定が求められます。

<私のおすすめアイテム>
 DAIWA 雪渓 硬調 60M・R

源流遡行に向いた、携行しやすい41cm小仕舞設計に加え、感度と食い込みに優れたメガトップ穂先を採用。源流域のイワナから、里川のヤマメやアマゴ、管理釣り場のニジマスまで幅広くオールラウンドに使える、パワーと操作性に優れた先調子モデル。

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ダイワ 19 雪渓 硬調60M R (渓流竿)
価格:19,792円(税込、送料別) (2025/8/4時点)

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2. 渓流ダモ

魚を取り込む際に使うタモ(網)は、魚にダメージを与えず安全にすくうために必要です。携帯性や展開のしやすさも重要です。

<私のおすすめアイテム>
 DAIWA ワンタッチ渓流ダモ25

コンパクトに収納できる折りたたみ式渓流ダモ。糸に優しいナイロンカバー付きフレーム。2mm目ナイロンマルチフィラメント網で魚を優しく包み込みます。

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ダイワ ワンタッチ渓流ダモ 25 (折りたたみランディングネット タモ網)
価格:3,987円(税込、送料別) (2025/8/4時点)

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3. ウェーダー

川に立ち込んで釣りをするには、防水性と通気性に優れたウェーダーが必須です。チェストハイ型は深場にも対応可能で、春先の冷たい水でも快適です。

<私のおすすめアイテム>
 DAIWA スーパーブレスウェーダーネオ SBW-4250R-NE

ダイワオリジナル3層構造防水透湿素材ブレスアーマーネオ採用。スリムフィット裁断で機動性も高く、蒸れにくく長時間の釣行でも快適。軽量で屈曲性に優れたフェルトソールが滑りやすい渓流でも安定感を提供。

4. ベルト

タモやビク、餌箱などを装着するためのフィッシングベルト。腰でしっかり支えることで、装備の重さを分散し疲れを軽減します。

<私のおすすめアイテム>
 DAIWA フィッシングベルト

様々な用品を腰に掛けられる釣り用ベルト。レッグホルスターやロッドホルスターとの併用で機動性がアップ。背当てパッド付きで腰への負担も軽減。

5. ビク(魚入れ)

釣った魚を新鮮に保管するための容器です。ウエスト装着型は携帯性が高く、釣果を確実にキープできます。

<私のおすすめアイテム>
 DAIWA ウエストクリール 35(F)

魚を入れやすい大型投入口と取り外し可能なハードインナー構造で丸洗い可能。EVA素材と断熱シートの2重構造で高い保冷性能を発揮。肩パッド付きショルダーベルトで携帯も快適。

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ダイワ ウエストクリール 35(F) 渓流ビク
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6. 餌箱

餌を新鮮に保つための餌箱。仕切り付きタイプは複数の餌を使い分けられて便利です。

<私のおすすめアイテム>
 DAIWA エサ箱ベイト 360T

ミミズ返しフレーム付きで餌のはい上がりを防止。フレームを外せば広口の通常使用も可能。Tタイプは2種類の餌を収納でき、ベルト固定式で携帯性にも優れています。

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ダイワ(DAIWA) エサ箱ベイト 200/280/360/280T/360T 各種
価格:869円~(税込、送料無料) (2025/8/4時点)

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7. グローブ

手を保護しつつ、繊細な釣り操作を可能にするための釣り専用グローブ。特に夏場は日焼け対策にも有効です。

<私のおすすめアイテム>
 DAIWA 吸水速乾グローブ 3本カット DG-6425

UPF50+/吸水速乾素材を使用し、長時間でも快適な着け心地を実現。指先3本がカットされた仕様で操作性と保護性を両立。指股にはストレッチ素材を採用し、フィット感も良好。


遊漁券の購入方法

渓流釣りを行うには、対象の河川ごとに「遊漁券」を購入する必要があります。これは漁業協同組合が設定しており、魚の資源保護と漁場管理に使われています。未購入での釣りは違法となる場合があるため、必ず事前に確認し取得しましょう。

河川の近くのコンビニ、釣具店、遊漁券取り扱い施設

現地で購入する方法です。釣り場近くの施設や店舗で購入できることが多く、地元の情報も得やすいメリットがあります。

オンライン遊漁券「FISH PASS」

スマホやPCから手軽に購入できる電子遊漁券サービス。対象河川が増加しており、事前に準備するのに便利です。

オンライン遊漁券「つりチケ」

もう一つのオンラインサービス。日釣り券・年券の選択が可能で、河川情報が見やすく、初めての釣り場でも安心して利用できます。


まとめ

FIREを達成したあとの人生を、より豊かに、より自然とともに楽しむ手段として「渓流釣り」は最適な趣味のひとつです。地方移住で自然に囲まれた環境に身を置きながら、渓流釣りというスローなアクティビティを通じて、心身ともに充実した日々を送ってみてはいかがでしょうか?

釣果よりも体験そのものに価値がある。そんな時間を、自分自身の手でつくっていきましょう。

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